木に会いに行く

誰かに会いに行くということは、「出掛けること」「歩くこと」の原動力になります。
出会いに期待を膨らませながら、自分の足でてくてくと。
「誰か」はべつに人間でなくても良いのですね。

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<東京人>聖地を歩く 心打つ 巨木の生命力
2017年12月24日 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201712/CK2017122402000127.html


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(港区元麻布の善福寺境内にある逆さイチョウ。江戸東京の歴史を見続けてきた)

 超高層ビルなど巨大な人工物に囲まれた大都市東京は、自然には恵まれていないと多くの人が思っていることでしょう。しかしよく探すと、二十三区内にも驚くような巨木がたくさんあります。いつもの通勤路を外れて、そんな木に出合いませんか。人間が大きな自然の一部であることを体感できるかもしれません。

 例えば、文京区本郷一丁目の閑静な通りに突如そそり立つ「本郷弓町のクスノキ」。旗本屋敷が並び弓町と呼ばれた一角で、江戸時代から有名な巨木でした。幹周り八メートル、樹高二十メートル。樹齢は六百年といいます。根元が盛り上がり変形するクスノキが多い中、この木は美しく力強い末広がりで根を下ろしています。その威厳に圧倒されると同時に、中層のビル街で「よくぞ残った」と、感動を覚えます。

 残ったと言えば、「善福寺の逆さイチョウ」。港区元麻布一丁目の善福寺境内にあり、八百年前に訪れた親鸞聖人が地に刺した杖(つえ)から育ったと言います。この木も江戸時代から「杖銀杏(いちょう)」と呼ばれ有名でしたが、空襲で焼けてしまいます。

 ところが見事に復活し、樹高二十メートルほどに回復しました。幹周りは十メートル以上。近づくと痛々しい焼け跡はありますが、苦難をものともせず青々と茂る夏や、黄金色に葉が輝く晩秋には、その生命力に打たれます。

 ほかにもさまざまな歴史を背負った巨木が都内には数多くあります。ぜひ皆さんの足で巨木探訪に出かけてください。 (黒田涼)
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 詳しくは、「東京人」1月号52ページ「巨木列伝 黒田涼」で。



posted by tomi at 07:42Comment(0)楽しく歩く工夫

運動で“脳力”アップ ただ歩くだけでも効果はある

「歩く」効用を勧める記事の紹介です。
年末年始のお休みに、いくぶん自動車通行量が減った道をゆったり歩いてみてはいかがでしょうか。
新年の健康生活へのきっかけにも。

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運動で“脳力”アップ ただ歩くだけでも効果はある
2017年12月08日 日刊ゲンダイ ヘルスケア+
https://hc.nikkan-gendai.com/articles/219064

 年齢とともに増える物忘れ。その要因のひとつは、誤った生活習慣の蓄積だ。物忘れや認知症を遠ざける生活習慣とは? 米山公啓先生(米山医院院長)に聞いた。

「定期的な運動が認知症予防になることは、さまざまな研究で明らかになっています。特別な運動をせず、ただ歩くだけでも効果があります」

 たとえば、65歳以上の9000人を対象にした調査。「週3回以上、歩くよりハードな運動をする」「週3回以上、歩く程度の運動をする」「運動をしない」の3群では、運動強度が高いほど認知症発症率が低かった。5年間継続した結果であることから、続けることの重要さがわかる。

「ウオーキングをするなら、毎日決まったコースを歩くより、なるべく遠いところに足を延ばすのがお勧めです。歩く距離が延びるし、知らない景色を見れば脳に良い刺激を与えられます」(米山医師)

 旅先で見知らぬ町を歩き回るのもいい。ウオーキングに限らず、好きなスポーツをするのももちろん有効だ。

 くどうちあき脳神経外科クリニックの工藤千秋院長は、さらに効果的な運動のやり方を教えてくれた。

「1日30~40分、デュアルファンクション(2系統の働き)を行うことが、脳にとって非常に有効だといわれています。単に体を動かすだけでなく、もうひとつ別の動きを加えるのです」

 たとえば、散歩をしながら歌を口ずさむ。脳内の歌詞を記憶する部分、音程をとる部分、喉を動かす部分が同時に動きだすため、単に手足を動かすだけより脳が活発に働き、活性化する。

 口に出すのが恥ずかしければ、頭の中で歌うのもいい。ただし、転ばないよう足元にご注意を。

posted by tomi at 09:48Comment(0)楽しく歩く工夫

ゾーン30導入で交通事故2割減

警察庁が「ゾーン30」の導入について施策成果を発表しました。
ゾーン30は、通学路など生活道路での歩行者の安全を守るため、車の最高速度を時速30キロに規制するものですが、発表によると、整備後の交通事故は整備前より2割減っており、警察庁は今後も整備を進めるとのことです。
ゾーン30に効果があるのなら、やらないよりはやっていただいた方が宜しいと思います。また、交通安全の効果はどんどん上げていただきたいと思います。

ゾーン「30」というのは、「事故時の速度が30キロを超えると歩行者側の死亡率が急増する」という知見から、時速30キロを規制値としているわけです。
しかし、私の歩行者としての体感から言うと、身近を自動車が時速30キロで通れば十分脅威を感じます。
「30」の根拠にしている研究でも、30キロより20キロの方がさらに事故死亡率は低い(半減する)のです。べつに30で線を引かなければならない理由はありません。歩行者にとっては20キロで規制した方がより安全なのです。
「30」で事故が2割減るのなら、「20」なら5割減るかもしれません。

それに、発表によるとゾーン30での実勢平均速度は下がったとは言っても30キロ超となっています。
死亡率が急増するとされる目安の「30」で規制しても、実勢速度はそれを超えているのです。
本当に自動車の速度を30キロ以下に抑えたいのならば、時速20キロを規制値にすると、やっとちょうどいい実勢速度が実現するのではないでしょうか。

また、このゾーン30という施策は単独で行なわれているわけではありません。
一方では、一般道の最高速度規制の点検・見直しを行い、2014~16年度にかけて2610区間(計5000キロ)で最高速度の引き上げが行なわれています。
全体的には「速度規制にメリハリをつける」という方針のもとに実施されているのです。
そうしてみると、速度規制値というのは自動車の利便に配慮して「高め」に設定しようとする傾向があるようです。

歩行者の立場からは、より歩行者本位の自動車速度規制を実施するよう望みます。

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「ゾーン30」導入、交通事故2割減
2017年12月7日 朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASKD6566NKD6UTIL02K.html

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通学路など生活道路での歩行者の安全を守るため、車の最高速度を時速30キロに規制する「ゾーン30」の導入効果を警察庁がまとめ、7日発表した。2016年度末までの6年間で全国3105カ所で整備。車の走行速度は3キロ近く抑えられ、整備後の交通事故は整備前より2割減った。警察庁は今後も整備を進める。
 警察庁は、11年度から15年度までに整備された2490カ所について、前後1年間の人身事故の件数を調べた。整備前は5414件だったのに対し、整備後は4144件と23・5%減少。死亡・重傷事故でみると、整備後は273件と整備前の373件と比べて26・8%少なかった。死亡事故は7件減って11件だった。この間の全国での人身事故件数は平均1割減で、導入によって事故が減った状況がうかがえる。
 また、埼玉県と京都府内の「ゾーン30」202カ所で整備前後の車の平均速度を比べたところ、32キロと2・9キロ下がった。道路に段差をつけるなど物理的に速度を抑える対策が施された場所では、4・2キロ抑えられた。警察庁の担当者は「段差などを設置すれば、さらなる事故減少が期待できる」と分析する。
 だが、16年度末までに整備された「ゾーン30」のうち、物理的な対策が施されたのは、道路を管理する自治体の予算などの事情もあり、全体の4%。警察庁は今後、自治体に対策を促す方針だ。
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 〈ゾーン30〉 主に幹線道路からの「抜け道」として生活道路を猛スピードで走る車から歩行者を守るため、特定の区域内で車の最高速度を時速30キロに抑える取り組み。一部地域では緩やかな段差をつけたり、道幅を狭くするポールを設けたりするなど、速度を抑えるための物理的な対策も施されている。警察庁は2011年、16年度末までに3037カ所に整備するよう全国の警察に指示。同年度末までに目標を超える3105カ所に整備された。17年度内にさらに約300カ所で整備される見込み。

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2610区間で引き上げ=一般道の最高速度-警察庁
2017年8月3日 時事通信
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017080300404

 全国の警察が2014~16年度にかけて一般道の最高速度規制の点検・見直しを行い、2610区間(計5000キロ)で最高速度の引き上げを決定したことが3日、警察庁のまとめで分かった。対象路線の25.9%に上り、74.1%は現状維持だった。速度規制の見直しは09年度に現行基準になって以降、09~11年度と12~13年度に続き3回目。
 規制速度が40、50キロの路線のうち、規制速度に比べ実際の車の走行速度が20キロ以上速い路線など、各都道府県警が抽出した8006区間(計1万9337キロ)を対象に見直しを行った。
 見直しで最高速度が引き上げられた場合は、必要に応じて路面をわざと盛り上げて段差を作り、ドライバーに注意を促す法定外表示や、「通学路」の補助標識を設置するなどの安全対策を実施。引き上げ済みの2336区間を分析したところ、10%で実際の走行速度が以前より上昇し、15%は低下した。75%は変化がなかった。
 引き上げ前後1年間の事故件数が比較できた1244区間全体では、事故数増加の傾向は見られなかった。しかし、一部区間については事故数が増えているため、警察庁は今後、要因を分析して対策を取る方針。

posted by tomi at 06:39Comment(0)ゾーン30

日本では信号機のない横断歩道で車が止まらない!

朝日新聞の紙面に、日本在住の英国人の方の投稿「【私の視点】横断歩道のルール 止まらぬ車、戸惑う外国人」(2017年11月9日)が載り、その後読者からの意見募集等が行なわれています。
双方の言い分を掲載しており、取材はまだ続くようです。

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信号機ない横断歩道 車が止まる英国、止まらない日本
2017年12月17日 朝日新聞
http://www.asahi.com/articles/ASKDF5WK6KDFUPQJ00K.html


 英国出身で日本に長く住む人の指摘に、日ごろうやむやにしていたことを突きつけられた思いです。今回は朝日新聞に載った投稿をもとに、みなさんと考えます。日本では信号機のない横断歩道で歩行者が待っていても、車は止まってくれない。これはみなさんの実感に近いですか? そして、解決すべき大きな問題なのでしょうか?
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朝日新聞フォーラム「横断歩道、止まらない?」
(意見募集中)
http://www.asahi.com/opinion/forum/061/

posted by tomi at 06:08Comment(2)横断歩道

押しボタン式信号の横断歩道にて

押しボタン式信号のある横断歩道です。
道路を渡ろうと信号のボタンを押したところ、なかなか信号が変わりません。
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その間、道路の自動車は何台も走り抜けていきます。
いったいどれだけの時間待ったのだろうかと、再度ボタンを押して時間を計ってみると、信号が変わるまで40秒でした。
ふだん交差点で自動式の交互に変わる信号機では、60秒くらいは待つのが当たり前のようで、「交互」ということが分かっていることもあり、わりと平気で待っていられます。
ところが押しボタン式では、「さあ渡ろう」と能動的にボタンを押すので、当方の期待もあるものですから、信号機が反応するまでの時間が長く感じられてしまうのでしょうか。
押しボタン式の横断歩道では、常態は自動車側に通行を譲っていて、自動車はずーっと流れているのですから、歩行者が渡るときくらいすぐに渡らせたらいいのではないか、とも思います。
ボタンを押してすぐに自動車側の信号が「黄」に変わるのでは、何か支障があるでしょうか。
何だか、渡るためにボタンを押したつもりが、じつは待たされるためにボタンを押さされているような気がしてくるのでした。