JAFホームページ内「交通マナーに関するアンケート」

JAF(一般社団法人日本自動車連盟)がホームページ内で「交通マナーに関するアンケート」を実施したそうです。
意外?それとも当然の結果??あなたのお住まいの都道府県の交通マナー
http://www.jaf.or.jp/profile/news/file/2016_17.htm


「交通マナーに関するアンケート」の結果
http://www.jaf.or.jp/profile/news/file/image/2016_17_03.pdf


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記事中で「信号機のない横断歩道で歩行者が渡ろうとしているのに一時停止しない車が多い」が課題として把握され、「キャンペーンを展開する」というところに期待してしまいます。

アンケートに応じたということで、交通安全意識において比較的“まし”なドライバーの視点なのでしょうね。
交通マナーの評価について、都道府県の差が大きいところも気になります。

posted by tomi at 09:23Comment(0)資料・データ

ITARDA交通事故分析レポート「特集・子供の歩行中の事故」

ITARDA(交通事故総合分析センター)が発行している交通事故分析レポートNo.116は「特集・子供の歩行中の事故」です。
http://www.itarda.or.jp/itardainfomation/info116.pdf

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このレポートの最初のグラフ! 7歳での歩行中死傷者数の鋭いピーク!
これが私たちが生きる「クルマ社会」です。
小学校に入り、親から離れて道路を行き来するようになる(歩行または自転車で)、その時期を生き残れるかどうかが、この「クルマ社会」における生存の一つの関門になっているという事実です。

レポートの最後はこのように述べられています。
「7歳に掛けて死傷者数が増加したということは、その裏には事故に至らなかった数多くの危険な状況があったと思います。そして7歳を過ぎても登下校の頻度や外で遊ぶ機会は変わらないにもかかわらず死傷者数が減少したということは、子供自身が危険な状況に遭遇し、その経験を通してどのような行動が危険なのかを学んだことで、死傷者数が減少しているということなのかもしれません。
もしこの仮説が正しいとすると、小学校に入学するまでに一人で安全に行動できるように、これまで以上にしっかりと準備をしておく必要があるのではないでしょうか。・・・(中略)・・・
“小学校に入学してから”ではなく、“小学校に入学するまでに”、できるだけ時間をかけて交通安全指導を積み重ねておくことで、歩行中の交通事故による死傷者数の“7歳児のピーク”を小さくすることができるのではないでしょうか。」
もっともなご忠告です。

しかしこのレポートは、私たちの生きている社会がそのような淘汰を前提としている「クルマ社会」であることは明言せず、ただ子どもたちに対して「クルマ社会」を生き延びる「資格」を身に着けることを求めているわけです。
そう考えると、このレポートはずいぶんドラスティックな内容です。
うがったことを言いますと、クルマ社会の管理者側から民への“お告げ”のようにも読めます。

もちろん人の親であれば、この世が「クルマ社会」であろうと、自分の子が適応し生き続けていけるように育てるのは当然です。
しかし社会の運営を担っている大人としては、まずレポート頭書のグラフを見た途端に、自らの社会の病理に衝撃を受けるのが正常な感覚ではありませんか?

“7歳児のピーク”を小さくすることは、7歳児みずからの命を懸けた努力によるべきものなのでしょうか。
親がすべきことは「自動車に気をつけて」と子どもに言い聞かせることしかないのでしょうか。
世の中の大人は、自分たちがどのような社会を形成しているのか省みる必要はないのでしょうか。

posted by tomi at 07:15Comment(1)資料・データ

運転免許更新講習のテキストを見る

私はペーパードライバーで、運転免許証は「ゴールド」です。このたび5 年ぶりに免許更新があり、講習を受けてきました。
5 年の間には道交法改正も行われ、配付された講習テキストは見た目にも変化しています。
“ 飽きられないようにする” という配慮もありそうですが、警察等が何を重視しているかがうかがえて興味深いです。
5 年前は3 冊配付されましたが、今回は2 冊になりました。講習テキスト『安全運転のしおり』『交通教本』をウォッチングしてみます。

(以下の画像資料はクリックしていくと拡大して見ることができます。)

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封筒
この封筒にテキスト一式が入って、配られました。
表面に「自転車思いやり五則」なるものが印刷されています。
全員に配られる封筒の表面を利用して、自転車に対する配慮を啓発しているのは良いと思います。

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『安全運転のしおり』4 ページ 《死亡事故の傾向》
「当事者別」という数が出ています。歩行者、自転車の死亡人数が多いですが、もちろんクルマがらみの事故による死亡がほとんどで、クルマが存在するがための死と言えます。

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『しおり』1 4 ページ。 《自転車事故を防止するために》
自転車についてのページが増えていました。
クルマ運転者の予想を外れた自転車の挙動が事故の主因として指摘されています。
自転車もまた「車両」として、ルールを守り秩序ある行動をする必要があります。

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『しおり』4 8 ページ。 《飲酒運転根絶》
「犯罪です」として、罰を強調していますが。飲酒運転するような意志薄弱な人にどれだけ届くものか…
即免許停止くらいでないとダメなのでは?

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『交通教本』8 ページ 《最新の道路交通法の改正》
自転車関連。クルマの運転者にも「自転車は車道を通行する」ということを良く認識しておいてもらわなくては。

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『教本』4 0 ページ 《交通犯罪に遭って五年》
被害者遺族の手記が掲載されています。「交通犯罪」という言葉が『交通教本』に載りました。

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『教本』5 2 ページ 《自動車に働く自然の力》
自動車がぶつかったときの衝撃力について説明しています。何m の高さからの落下に相当するという例示があります。
本文ではさらっと述べていますが、自動車と人がぶつかったときには、その衝撃力が生身の人間に与えられるわけで、その脅威と責任はもっと強調されるべきではないでしょうか。

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『教本』5 8 ページ 《歩行者の保護など》
重要なことが書いてあるのですが、たいへん地味な編集になっています。
ページもイラストも使って、もっと強力に啓発するべきです。( 参照→ 『しおり』4 ページ、クルマによる歩行者被害の多さ)

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『教本』1 1 2 ページ 《安全運転5 則》
① 安全速度を必ず守る。
② カーブの手前でスピードを落とす。
③ 交差点では必ず安全を確かめる。
④ 一時停止で横断歩行者の安全を守る。
⑤ 飲酒運転は絶対にしない。
ひっそりと忘れられたように最後の1 ページに置かれていますが、かつて講習で配付された『人にやさしい安全運転』では詳しい解説付きで中心的な記事として扱われていました。
これだけでも本当に実践されれば、道路交通は見違えるように沈静化し、「人にやさしく」なるでしょう。表紙などに置くべきでは?

( おわり)