小学1年生の交通事故防止、大人ができることは?

新年度を前に、子どもの交通事故に関連する記事がいくつか出ています。
なかで注目されるのは、「ある年齢の子どもの交通事故被害数が突出している」というものです。
その年齢とは「小学1年生」です。
なぜ、小1の被害が多いのか? 「親から離れて1人で行動するのが初めてで、経験が不足しているからだ」という考察がされています。それはいかにももっともで、なるほどと思うでしょう。
しかし小1の被害が多いのは毎年のことなのです。ということはどういうことか? 
子どもたちが曝されている交通環境は相変わらずで、たいして改善されていないということです。
私たち大人がやっていることは、毎年新1年生を「気をつけて」と送り出し、クルマ社会のふるいに掛けているようなものです。
複雑な交通状況の中で、未熟な子どもに“命がけ”の注意や経験を要求することは、苛酷に過ぎます。「ふるいに掛ける」どころか生贄に近いことです。恐ろしいことだと思います。
忘れてならないことは、子どもたちが被害を受ける相手は、大人が運転する自動車だということです。大人ができることは、まだまだ多く残されています。
通学路では最徐行する。横断歩道の前で必ず一時停止する。あるいはさらに通学時間は車両通行止めにする。
こうしたことは決して“不可能”なことではありません。しかしそれをやらずに、毎年子どもたちに「気をつけて」と言い続けてきました。これからも、言い続けるのですか?

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子どもの交通事故被害、“ある年齢”が突出
2018年3月22日 TBS NEWS
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3323789.htm


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歩行中の交通事故 小1死傷者、小6の3倍超 警察庁分析
2018年3月22日 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20180322/k00/00e/040/196000c

posted by tomi at 06:55Comment(0)歩行者の安全・事故

クルマの技術は向上しているのに、どうして子どもが犠牲になる事故は無くならないのか

「どうして子どもが犠牲になる事故は無くならないのか」 至極まっとうな疑問にもかかわらず多くのメディアは取り上げない問題について、窪田順生氏が言及した記事を紹介します。
子どもの被害を、全体の事故件数減少や、ビッグデータ中での統計に埋もれさせる訳にはいかないのです。なぜなら私たちにとって子どもはこの上ない宝のはずであり、その命のためにまだまだ「できること」があるはずだからです。
実際日常的に起こってしまっている交通事故で、「仕方がない」と思えるものがあるでしょうか。いちいち内容を見るのも嫌になるほど、ずさんな事故原因ばかりです。そして通学路で事故(事件)が起きる度に、大人はいかに事前の対策をしていなかったかを思い知ることになっています。
悲惨な事故を防ぐには、私たちの日常を見直すこと、当たり前と思っている便利を手放すことも必要になります。それに対して「いや何かいい方法があるはずだ」「そうは言っても不便は困る」と言ってグズグズしてきたのがこれまでです。でもそれは「優先順が違うだろう」とメディア側であえて言及したのが窪田氏です。

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クルマの技術は向上しているのに、子どもの事故が続く背景
2018年02月06日 窪田順生,ITmedia ビジネスオンライン
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1802/06/news041.html


またしても痛ましい事故が起きてしまった。・・・・
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クルマ自体は安全技術が増しているにもかかわらず、登下校中の子どもが犠牲になる事故は後をたたない。・・・・
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確かに、警察庁のデータをみれば、17年の事故数は47万2069件、負傷者57万9746件と減少していて、死亡者3694人は過去最小だという。年間1万人以上が亡くなって「交通戦争」になんて呼ばれた時代のことを思えば雲泥の差だ。

が、一方で子どもたちの周囲だけはいまだに「交通戦争」がガッツリ続いている。・・・・
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(冒頭一部のみ引用)



posted by tomi at 09:38Comment(0)歩行者の安全・事故

自動運転~本当に望まれているのは「自動運転」なのか「予防安全」なのか

自動運転に関連するニュースが盛んに伝えられていますが、その中で「本当に自動運転に求められるのは何なのか」という大切な問題に言及した記事がありましたので、ご紹介します。

(記事冒頭の要約)
■そもそも自動運転開発の目的は
1 安全で快適な車両の提供
2 新しい交通システムの創造
「快適な車両」は付加価値であり、一種過熱したブームに近いものが混在している。

■自動運転レベルで最も重要なのは「レベル0」
「自動緊急ブレーキ」や「横滑り防止」など、事故を未然に防止したり、事故のインパクトを軽減したりする「予防安全」に関する機能である「レベル0」
自動化・自律化以前の段階と考えられている「レベル0」だが、「自動車事故を減らす」という自動運転技術の目的から鑑みれば、最も進化が望まれるのはレベル0の機能である。

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本当に望まれているのは「自動運転」なのか「予防安全」なのか
2018年01月30日 MONOist
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1801/30/news003.html


posted by tomi at 06:02Comment(0)歩行者の安全・事故

安全なはずの横断歩道で相次ぐ事故

富山県チューリップテレビの報道の紹介です。
これは県内ニュースという形ではありますが、安全なはずの横断歩道で相次ぐ事故は、他県・他所でも続発しているところです。
自動車は、横断歩道へは「一時停止できる構え」で接近するはずですよね。
横断歩道端に人がいれば、自動車は一時停止しなければなりません。
横断歩道にいる歩行者を守るどころか、轢いてしまうとはどういうことなのでしょう!
これら事故についての対策は、やはり警察が事態を放置しないこと、法を徹底することが大切だと思います。
(同じく気になるのは、自転車による信号無視多発の実態です。これは信号無視によって横断歩道を侵していますからね。)

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相次ぐ横断歩道での事故 歩行者妨害の取り締まり強化
2017年11月27日 富山県チューリップテレビ
http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/index.html?TID_DT03=20171127154549


 今回の事故もそうですが最近、安全なはずの横断歩道を渡っていて、命を落としたり、けがをしたりする交通事故が県内で相次いでいます。
 こうした状況を受けて、県警は、横断歩道を渡る歩行者への妨害行為をする車の取り締りの強化に乗り出しました。
 「事故が多くなるこの季節。県警が交通死亡事故の防止に向け、強化しているのが横断歩行者妨害の取締りです」(梶谷記者)

 横断歩行者妨害とは、横断歩道を歩行者が渡ろうとしているにもかかわらず、車が停止しない違反のことで違反した場合は、2点の減点と反則金が科せられます。
 27日朝、県庁前の市道で、車の交通量が多い朝の通勤ラッシュ時に県警が取り締りを行いました。
 取り締りでは、歩行者が横断歩道を渡ろうしているにもかかわらず、一時停止しようとせずに進むドライバーを呼び止め警察官が警告していました。
 県内では、先週、4人が亡くなる事故が起きていて、そのうちの2人が横断歩道を渡っていた高齢者でした。
 また、25日には、富山市の交差点で、横断歩道を渡っていた、高齢の女性がひき逃げされ、重傷を負う事件も起きています。
 27日朝の取り締まりで摘発されたドライバーはいませんでしたが今年、横断歩行者妨害による摘発件数は10月末現在で611件と去年の同じ時期に比べおよそ6倍に増えています。
 県警は、年末にかけて、日没が早くなり、夜間の事故が増える傾向にあることから、ライトの切り替えや反射材を配るなどして、事故防止策を強化する方針です。

posted by tomi at 09:54Comment(0)歩行者の安全・事故

ACジャパン名古屋の広告「横断歩道で奪われている」

ACジャパン名古屋が地域キャンペーンとして掲げている広告「横断歩道で奪われている」です。
https://www.ad-c.or.jp/campaign/self_area/self_area_03.html

児童らが歩いている横断歩道が、葬儀の黒白幕に変わってしまうというブラックな表現ですが、自動車交通システムの実態を暴露しています。

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「命を守るはずの道で、命が失われている。」
「原因の多くは、ドライバーによる発見の遅れ。だからこそ、歩行者の皆さんも安全確認を。」
というテロップは、どうも歯切れ悪く感じます。
「発見の遅れ」じゃなくて「不注意」「確認せず」「一旦停止せず」でしょ?
歩行者は安全確認せざるを得ませんよ。死にたくありませんから。
それでも突っ込んでくるのは自動車の方ですよ?

ACジャパンが社会に訴えるべきは、「安全に渡れるはずの横断歩道上で多くの歩行者が犠牲になっています。こんな危険な自動車交通システムは皆で考え直すべきです。」ではないでしょうか?