スポーツ庁「歩く」推奨プロジェクトでアプリ開発

スポーツ庁の施策紹介のニュースです。
「歩く」ことでポイントが得られるスマホアプリは既に各種存在するようですが、このたびスポーツ庁も「歩く」推奨にアプリを活用するということですね。
「歩く」推奨は基本的に良いと思うのですが、なんだ、ここでもスマホ依存か?という感もあります。“今どき”は何でもこうなるのでしょうか。
ちょっと心配なのはポケモンGOと同様に、“ながら”歩きを誘発する恐れがあるんじゃないかということ。
また、これらのアプリの運営には企業が介在するようですが、利用者の位置情報など行動データを吸い上げるようになっており、結局は商業活動に利用されるのか?ということで、「何のためのアプリか」少々釈然としない部分もあります。

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「歩く」でクーポン獲得 運動定着へアプリ開発
2017.11.27 SANSPO.COM
http://www.sanspo.com/sports/news/20171127/spo17112716120006-n1.html


 スポーツ庁などが来年3月から官民連携で本格的に実施する「歩く」ことの推奨プロジェクトで、歩数に応じて飲食店やコンビニエンスストア、スポーツ衣料品店などのクーポンがもらえるスマートフォンの専用アプリが開発される見通しとなった。27日に開かれた国のスポーツ審議会の健康スポーツ部会で報告された。

 プロジェクトにはスポーツ実施率が低い20~40代の働く世代に運動する習慣を定着させる狙いがある。スポーツ庁は「国民運動」として定着させたいとしており、1日8000歩を目標に、スニーカーでの通勤も奨励する。アプリでは全国で取り組みを身近に感じてもらえるよう、約50のご当地の「ゆるキャラ」を活用したゲーム機能も備える予定。

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スポーツ庁のホームページ
“歩く”をもっと“楽しく”『FUN+WALK PROJECT』開始
http://www.mext.go.jp/sports/b_menu/houdou/29/10/1396838.htm


posted by tomi at 09:29Comment(0)楽しく歩く工夫

安全なはずの横断歩道で相次ぐ事故

富山県チューリップテレビの報道の紹介です。
これは県内ニュースという形ではありますが、安全なはずの横断歩道で相次ぐ事故は、他県・他所でも続発しているところです。
自動車は、横断歩道へは「一時停止できる構え」で接近するはずですよね。
横断歩道端に人がいれば、自動車は一時停止しなければなりません。
横断歩道にいる歩行者を守るどころか、轢いてしまうとはどういうことなのでしょう!
これら事故についての対策は、やはり警察が事態を放置しないこと、法を徹底することが大切だと思います。
(同じく気になるのは、自転車による信号無視多発の実態です。これは信号無視によって横断歩道を侵していますからね。)

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相次ぐ横断歩道での事故 歩行者妨害の取り締まり強化
2017年11月27日 富山県チューリップテレビ
http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/index.html?TID_DT03=20171127154549


 今回の事故もそうですが最近、安全なはずの横断歩道を渡っていて、命を落としたり、けがをしたりする交通事故が県内で相次いでいます。
 こうした状況を受けて、県警は、横断歩道を渡る歩行者への妨害行為をする車の取り締りの強化に乗り出しました。
 「事故が多くなるこの季節。県警が交通死亡事故の防止に向け、強化しているのが横断歩行者妨害の取締りです」(梶谷記者)

 横断歩行者妨害とは、横断歩道を歩行者が渡ろうとしているにもかかわらず、車が停止しない違反のことで違反した場合は、2点の減点と反則金が科せられます。
 27日朝、県庁前の市道で、車の交通量が多い朝の通勤ラッシュ時に県警が取り締りを行いました。
 取り締りでは、歩行者が横断歩道を渡ろうしているにもかかわらず、一時停止しようとせずに進むドライバーを呼び止め警察官が警告していました。
 県内では、先週、4人が亡くなる事故が起きていて、そのうちの2人が横断歩道を渡っていた高齢者でした。
 また、25日には、富山市の交差点で、横断歩道を渡っていた、高齢の女性がひき逃げされ、重傷を負う事件も起きています。
 27日朝の取り締まりで摘発されたドライバーはいませんでしたが今年、横断歩行者妨害による摘発件数は10月末現在で611件と去年の同じ時期に比べおよそ6倍に増えています。
 県警は、年末にかけて、日没が早くなり、夜間の事故が増える傾向にあることから、ライトの切り替えや反射材を配るなどして、事故防止策を強化する方針です。

posted by tomi at 09:54Comment(0)歩行者の安全・事故

来年2018年用の交通安全年間スローガン

来年2018年用の交通安全年間スローガンが発表されています。
スローガン募集事業は全日本交通安全協会と毎日新聞社が主催。

スローガンそれぞれにコメントさせていただきました。(◆印)

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【最優秀作・内閣総理大臣賞】

ぶつかるよ ながら運転 じこのもと <一般部門A>(同乗者含む運転者向け)
  ◆本当に、ながら運転はやめてもらいたいです。
   こうして全国的なスローガンにしなければならないくらい、
   ながら運転ははびこってしまっているわけですね。
  
行けるはず まだ渡れるは もう危険 <一般部門B>(歩行者・自転車向け)
  ◆行動の前に「判断」を。その際には「待てる」余裕がほしいものです。
   それにしても、クルマ社会で歩行者・自転車が求められる「緊張」
   を感じる作です。

自転車は 車といっしょ 左側 <こども部門>(小・中学生向け)
  ◆自転車は「車両」であり、「車両を運転する」という意識が必要です。
   端的に左側通行が基本であることを指摘した作なのでしょうが、
   「車といっしょ」という語に幼さを感じて、何やら不憫に思います。
   自転車運転は甘くはありません。
   ともあれ、まずは道路の左側通行実践から。

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【優秀作・内閣府特命担当大臣賞】

一杯で 消える未来と 消せぬ罪
  ◆重たい言葉です。
   どうか事後に、この句を繰り返すことになりませんように。
   飲食店の壁に貼っておくといいですね。

危ないよ スマホじゃなくて 周り見て
  ◆通行するときは、スマホは手に持たず、
   まずしっかりと、スマホをポケットやバッグにしまいましょう。
   スマホを使う時は、安全な場所に停止してから。
   スマホか通行か、どっちらか片方にしましょう。

よくみせて ちいさなきみの おおきなて
  ◆これは誰に向けた言葉ですか?
   「小さな幼児」に向けているようで、
   しかしこの句を心にしなければならないのは運転者です。

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【優秀作・警察庁長官賞】

ハイビーム 上手に使って 事故防止
  ◆本当に、上手に使ってほしいものです。
   ハイビームに照らされて目が眩む思いをしている
   歩行者や自転車のことを、忘れないで運転してください。
   安全に効果があるのは、ハイビームを照射することより
   スピードを抑えることです。

反射材 自分をアピール 防ぐ事故
  ◆まだ、死にたくはないですから。
   年輪を感じさせる落ち着いたファッションなんて、
   夕闇に沈んでしまい危ないですよね。
   まだまだ負けられません。
   なりふりかまわず、反射材ビカビカでいきましょう!

良いお手本 なれる自分が カッコイイ
  ◆子どもは「まじめ」です。
   本当は、手本にならなければならないのは大人です。
   しかし、大人が頼りにならなくなった時、子どもは起ち上がります。
   しっかりと未来を見据えて、いい大人になろうと決意した君は、
   本当にかっこいいです。

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【優秀作・文部科学大臣賞】

とうげこう おしゃべりはみだし あぶないよ
  ◆子どもは「まじめ」です。
   きちんと並んで黙々と、学校をめざして歩いていくのですね。
   おじさんが小学生の頃は、通学路に色々な面白い事がありました。
   キーキーおしゃべりして、ゲラゲラ笑って行きました。
   鬼ごっこしたり、じゃんけんしたりしながら行きました。
   振り回すのに丁度いい木の枝が落ちていないかと、
   探しながら行きました。
   おじさんたちは楽しい思いをしたのに、
   君たちはただ歩かせてしまって、ごめんなさい。

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交通安全年間スローガン (毎日新聞2017年11月25日 東京朝刊)
https://mainichi.jp/articles/20171125/ddm/012/040/060000c








posted by tomi at 05:45Comment(0)日記(雑感)

ポケモンGOサービス開始から148日間で多額の損害が発生していた

ニュースの紹介です。
2016年7月のポケモンGOサービス開始日から148日間の事故報告書の調査により、事故発生件数が急激に増加していた、というレポートです。
「歩く」ことのきっかけになる、というフレコミもありましたが。損害を出しながらでは、困りますよね。

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ポケモンGOサービス開始から148日間で多額の損害が発生していたことが判明
2017年11月27日 iPhone Mania
https://iphone-mania.jp/news-195170/


ポケモンGOに世界中が沸き立った昨年の夏、興奮のさなかそれに伴う怪我や事故も多発していたことが米パデュー大学の調査で明らかになりました。

《ポケモンGOのサービス開始で増加した事故件数》

2016年7月のポケモンGOサービス開始日から148日間の事故報告書の調査により、事故発生件数が急激に増加していたことがわかりました。

米パデュー大学の経済学者のマラ・ファッシオ氏とジョン・マクコネル氏がインディアナ州での怪我、損壊、2名の致死事故を含む総損害額を計算したところ、520万ドル(約5.8億円)から2,550万ドル(約28.4億円)との結果が出たといいます。

アメリカ全体では20億ドル(約2,230億円)から730億ドル(約8.14兆円)の損害が数カ月の間にもたらされた計算になります。

インディアナ州ではこの148日間で286件の事故件数の増加がみられ、そのうちの134件はポケストップの近くで起こったものだったとのことです。

この場合、ポケモンGOが事故の直接的な原因になったのか、それともより多くの人々が外出したため自動車事故の件数が上がったのかを見極める必要がありました。

《経済学者たちがとった方法とは?》

どのように経済学者たちが事故原因を断定したかを理解するためには、ポケモンGOでのポケストップとジムの役割を知っている必要があります。

ポケストップとは、近づくと道具、経験値、タマゴなどを手に入れることができるマップ上の施設です。ジムとは、ポケモンを戦わせることができる施設のことをいいます。

ポケモンGOでは、これらの施設を目指して歩き回らなければなりませんが、中には自動車を使ってチート行為に走る人々も登場しました。ポケモンGOでは一定以上の速度で移動した場合、ジムでのバトルができないようになりましたが、同じ機能がすべてのポケストップに適応されたわけではありませんでした。

事故報告書の数字を見て経済学者たちは、ジムの周辺よりもポケストップの周りで格段に事故件数が多かったことに気づきます。

これにより、ただ単により多くの人々が外出するようになったため事故が増加したわけではなく、ゲームをプレイするために車から飛び出した人々により事故が引き起こされたことが判明したのです。

Source:The Verge
Photo:iphonedigital/Flickr
(lexi)

posted by tomi at 05:42Comment(0)関連ニュース

歩いている高齢者にハラハラすることないですか?

読売新聞の連載コラムの紹介です。
高齢社会をふまえて、現状の交通設備は見直し・改善が必要だと思います。高齢者に「気を付けて」と言うだけでは解決しません。
歩いている高齢者にハラハラすること(またはイラッとすること?)があったら、あなたは“気づき”の戸口にいるのかも? 
誰もが順に老いていきます。現在あなたが目にしている高齢者は、あなたの「未来」かもしれません。

いちばん未来のシニアのきもち
歩いている高齢者にハラハラすることないですか?
(慶成会老年学研究所 宮本典子)
2017年11月21日 読売新聞
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20171114-OYTET50026/2/


 こんにちは、慶成会老年学研究所の宮本典子です。
 高齢者は、超高齢社会のいちばん先をいく人たちです。共に生きやすい社会をつくることは、次の世代の未来をつくることになると思いませんか?
 みなさんは、高齢者の歩き方にハラハラ、ドキドキしたことはありませんか?

《横断歩道を渡りきれない高齢者》
 私の仕事場の前に、片側3車線の大きな道路があります。時々窓越しに目をやると、高齢者がまだ半分くらいしか渡れていないのに信号が変わってしまい、危ない! 大丈夫かしら? と気をもむことがあります。
 道路の中央に緑地帯はありますが、だからと言って、横に移動して、そこで止まっていられるような幅でもありません。むしろそこにいては危険なくらいです。
 高齢者たちは、最後は小走りになり、青信号になった側の車が待つことで、無事に反対側に着く、という状態です。緊張して見ていた私も、これでやっとほっとします。

 健康的な日常生活を維持するために歩くことは能力を維持する上では不可欠ですが、加齢による運動機能の低下は避けられません。たとえば;
・高齢になると、歩幅が小さくなって歩く速度が遅くなります。
・地面から足を十分上げられない「すり足」も多くなります。
・体幹を支える筋力が衰えて体が前後に動くようになり、バランスも取りにくくなります。
 こうなると、つまずいて転倒しやすくなります。そのときは骨折する危険性が高く、骨折をきっかけに、寝たきりになってしまう人が少なくありません。
 信号が変わるからと、急いで転倒し、けがをしては本末転倒です。高齢者にとって、転ばないように歩くことは重要課題です。
 あわてずに済むように、青信号時間の延長ボタンの設置箇所が増えるとよいとは思いますが、場所によっては車の通行量を考慮する必要があり、普及はそう簡単なことではないようです。
 最近は横断歩道内に歩行者がいるとセンサーが働き、青信号の時間が延長される、というシステムもあるようです。少しでも安全な環境になってほしいと思います。
 当の高齢者たちも、歩くときは不安を感じています。

《若い人のスピードがこわい》
 「若い人たちが大勢で歩いてくると、ドキドキする。ぶつかってくるわけではないけど、サッとかわせないから、思わず身構えてしまいます」
 「まわりの歩く速度が早くて…。自分のすぐ横を、すごいスピードですり抜けられると、とても恐怖を感じます」
 「一本道を、ゆっくり、注意深く歩いていたら、後ろから来た人にためいきをつかれてしまいました。先を譲りましたけれど、なんだか情けなくなりました」
 道だけではありません。
 「階段の上り下りでは、必ず、手すりを使います。いざという時につかまるものがないのは、とても不安です」
 「電車の乗り降りがこわい。周囲の勢いについていけないので、あたふたしてしまいます。混んでいる時間はでかけないようになりました」
 高齢者の横をすり抜ける時のスピードや勢いが恐怖心を抱かせている、とは若い世代は気付いてはいないかもしれませんね。
 街は、先を急ぐ人たちだけのものではありません。高齢者の歩幅や歩く速度を理解していれば、心の余裕をもって、相手をびっくりさせずに歩けますね。そういう時こそ、いつもは気づかなかった街の景色に、心を奪われるのではないでしょうか。 (宮本典子 臨床心理士)